町の便利屋さん

町の便利屋さんというのは、いざ困った時、ほんとにありがたい存在です。

姉が以前、結婚する前に住んでいた地方の町で、ドブネズミが出没して困るので、近所の人にねずみ取りを借りて仕掛けたのだそうです。

さて、仕事から帰ってきて、そっとのぞいてみたら、しっかり入ってるんだそうです。とたんに視線が合ってしまって、ネズミと正面切って向き合ったのが初めてだった姉はひるんでしまい、近づくことさえできなくなりました。

で、玄関のドアを修理してもらった町の便利屋さんのことを思い出し、恐縮しながら電話し、事情を話すと、おじさんがすぐに来てくれて、見えないようにして、苦しませずに処理してくれたそうです。

ついでに、ネズミの通り道になっているらしき玄関の前の共有部分の溝も、ちゃんと掃除して、網を貼り付けてくれたと言っていました。生き物の処分なので高くつくんだろうなと想像していたら、意外と安く収まったそうです。

それからは、町中で出会っても、挨拶を交わすぐらい親しくなり、恩に着ていました。